2011年06月11日

歴史は繰り返される?〜お顔がきれいVS.きれいなお嬢さん

a9d7b06e.jpg 今日は新幹線で来てくださるお客様とのセッションでした。今日で93回目、月2回の実施なので4年近くのお付き合い。ありがたい限りです。

 終了後、ランチをご一緒して地下街を歩き別れ際話が止まらず立ち話しているとどこからともなく老婦人が近づいてきて私の顔を覗き込み「まあ〜、きれいなお嬢さん」とそれだけ言い残し風のように去っていきました。

 私はとっさに「おばさんなんですけど・・・」と合いの手を入れたのですがすでに彼女の姿は何メートルも先へ。残された私たちは目を丸くしながらも、その前の話題にもどり話を終えて別れました。

 数分私はそこに佇み、今の現象?はなんだったんだろうと考えました。するとふと34年前のある光景が浮かびました。

 当時大学1年だった私、我が家は名古屋の会社をオイルショック後自己都合で辞めた父が東京の親戚の会社に入ったばかりでその会社が用意してくれた乃木坂のホテル(確か秀和レジデンス)に一人住まい、私は大学の寮、母が名古屋という三重生活でした。

 ある朝、時々上京してくる母と私と父と3人でそのホテルの1階のガラス張りのコーヒーハウスで食事をしていると、近くの小学校へ登校する男の子が通りかかりました。

 そして男の子はガラス越しに何か言いました。「な〜に?」と、3人で聞き返すとゆっくり口を大きく開けて「お顔がき・れ・い」と母をみて言うのです。何を言っているかわかった瞬間3人で爆笑しました。小学生にあえてきれいといってもらえるような
母かどうか家族が一番知っているので今のはなんだったのかしらね。と3人で首をかしげるもわかりません。あのころよくその話題が我が家ではのぼりました。

 そのときと同じ感じの今日の出来事、計算してみるとあのときの母の歳と今の私がちょうど同い年なのです。

そうか、私もあのころの母と同じ年齢になったのだと教えてくれたのか!あのときからの34年とこれからの34年を同時に見つめる機会をもちなさいということかもしれない。

 そうであれば34年前男の子が母にお顔がきれいと言ったのは34年後私がそれを思い出しこれからの生き方を考えるためだったのかもしれない。

 今度ホームに行ったら母に話してみよう、なんだかわくわくしてきた。父も面白がって向こうで話題にしているかも!

写真:映画「インヴィクタス負けざるもの」を見るハナ

hana_midori at 01:13│Comments(1)TrackBack(0) 日々の日記 

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この記事へのコメント

1. Posted by otobokebochan   2011年06月13日 08:28
34年前に大学生…

フムフム。

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